紙バンド手芸ファンの皆様へ

紙バンド手芸材料専門ショップ「兎屋」店主の佐野でございます。 1982年から紙業界で紙流通及び製紙営業のお仕事させて頂き、培った知識と経験を元に2002年春、紙バンド手芸専門店「兎屋」を神奈川県藤沢市辻堂で始めました。

2006年7月~2013年1月の間は縁あって高知県黒潮町へ家族で移住し「兎屋」を展開。東京、大阪、静岡、神奈川、愛媛、高知を巡りながら、紙バンド手芸材料の「次」を模索、たくさんの方達のお力をお借りしながら工夫と実践で納得の「手芸用紙バンド」を作るために取り組んで来ました。

2013年からは以前8年間住んでいた富士宮市のお隣、静岡県富士市へ引っ越し、2015年夏に静岡県沼津市に「兎屋」拠点を移し、紙バンド手芸材料の企画・製造・販売に取り組んでいます。

出会いからスタートまで

1998年、初めて色とりどりの紙バンドを見た時、おっ!楽しそうな仕事!この仕事をしたい!と思いました。 その時の紙バンドは赤・緑・黄色・茶色・紫・橙・青・白・黒と言った一般的な色、どうせやるなら日本伝統色の色原紙を抄き、100色の手芸用紙バンドにしなくては!とすぐに上京し、八重洲ブックセンターで色見本帳を購入し眺めていました。

当時は製紙会社(静岡県富士宮市)社員でしたので、会社内で「紙バンド用のカラー原紙を抄きましょう」と提案しましたが、「ロットは?うちは4トン以上でないと抄けないよ」とのつまらない返事、そこで以前勤めていた紙代理店(愛媛県四国中央市)の仲間に相談し、小ロットでカラー原紙が抄ける製紙会社を紹介して貰いましたが、その直後に勤めていた製紙会社を辞めました。2001年春の事です。

※その製紙会社も数年して廃業しました。今、日本では小規模製紙会社がどんどん消えています。残念ですがこれも時代なんですね。

製紙会社を突然辞めたので仕事の当てはなく、生活の為に翌日からは農機具屋さんでのアルバイト生活でした。しかしアルバイトをしながら(!紙バンドの仕事をしたかったんだ)と言う事を思い出し、2002年神奈川県藤沢市辻堂新町で紙バンド手芸専門店「兎屋」をスタートしました。「兎屋」の由来は当時飼っていたうさぎに癒されていたので「兎屋」としました。

紙から始まる紙バンド

兎屋紙バンドの企画・製造(委託)に対する基本姿勢は、良質原紙の利用と精度の高い紙加工との組み合わせです。この考えは「兎屋コレクションカラー紙バンド」「顔料墨流し紙バンド」「マーブル紙バンド」「ゴクボソ紙バンド」「ゴクボソブレード」で実践しています。つまり

高品質原紙

高品質加工

兎屋は、自社工場を持たず製造委託している為、製紙会社や紙加工会社との信頼関係を第一に考え、紙バンドの品質向上を実現する事に努めています。製造を他社に委託する事で、効率を追いがちな経済原理に囚われる事なく、品質向上に集中出来ています。兎屋はこれからも紙バンド手芸材料の専門ショップとして、品質の良い新しい手芸用紙バンドの開発にチャレンジ致します。

兎屋の歩み

2001年 脱サラ小規模製紙メーカー(愛媛県)に紙バンド用原紙抄造相談
2002年 神奈川県藤沢市で創業、紙バンド加工会社(愛媛県)との取組開始
2003年 唯一の愛媛県産紙バンド「兎屋コレクションカラー紙バンド」を商品化
2004年 兎屋商品の100%オリジナル化達成
2005年 日本ホビーショー出展(東京ビッグサイト)
2006年 高知県黒潮町に移転、通販に注力
2007年 兎屋コレクションカラー品質UPの為に原紙メーカーを変更
2008年 高知県の製紙メーカー・加工メーカー開拓
2009年 高知県産高品質カラー紙バンド原紙の開発開始
2009年 特殊印刷によるマーブル紙バンドの試作と発売
2010年 兎屋コレクションカラーの本格的品質アップ取り組みスタート

2011年 兎屋コレクションカラーの原紙を高知県製紙メーカーに一本化
2012年 静岡県製紙会社との共同出資で紙バンド販売会社設立準備
2013年 静岡県富士市に移転、共同紙バンド販売事業開始
2014年 共同事業から秋に脱退、兎屋再始動に向けて年末まで準備期間

2015年 兎屋復活:静岡県産紙バンド仕入販売と沼津市実店舗開店
2016年 顔料墨流し紙バンドの商品化と軽量紙バンドの試作・配布
2017年 兎屋コレクションカラーの品質更にアップと工場見学会
2018年 全く新しい手芸用紙バンド「ゴクボソカミバンド」商品化
2019年 ゴクボソカミバンドのグレードアップ(カスリ染め)
2020年 ゴクボソカミバンドのグレードアップ(パール染め)
2020年 新素材「ゴクボソブレード」商品化
2020年 ゴクボソブレードの多色糸版試作


兎屋店主:佐野晋司