顔料墨流し紙バンドの特徴
1:色褪せがほとんどありません。(顔料染め一番の特徴)
2:墨流し加工による複雑模様(日本で1台の特殊加工機)
3:紙バンドのスムーズな割き具合(ストレスがありません)
4:割き面の毛羽立ちがとても少なく編み目がきれいです
5:独特な編み感触(顔料染めの隠れた特徴です)
6:編み直し時に紙バンド強度が保持(耐折強度があります)
7:完成時の特別感があります(差し色なしでさらに高級感アップ)
8:顔料墨流し加工が複雑で紙バンドの価格は高めです
1%erのお客さんへ
2002年春、神奈川県藤沢市で、兎屋紙バンドを始めた時から、編んでバッグにしたら面白いと思われる「不規則な連続模様」の紙バンドの事を考えていました。
2006年夏、移住先の高知県で出会いがあり、考え続けていた「不規則×連続」が出来そうだという事になりました。試作を数回行い、親しいお客さんに試作品をお分けしながら、意見を伺っていました。
高知県をはなれ静岡県沼津市で兎屋を始めたのが2015年、その年は資金がなく動けませんでしたが、2016年秋に正式販売を4パターンで行いました。そして続く2017年も第2回として顔料墨流し紙バンドを発売しました。
因みにこの「顔料墨流し紙バンド」は模様の複雑さがうりですが、実は編み心地も特別です。割いたり編んだりの時に「これはっ!」て思われるでしょう。この編み心地については兎屋も予想していませんでした。
2020年の新型コロナ禍のなか、こんな時こそ景気付けをしよう!という事で、例年4色発表の顔料墨流し紙バンドを、8色作りました。また山口県の作家さんが考案した紙バンドで作るパピーベアに顔料墨流し紙バンドを使って下さったお陰もあり、通年の倍の製造量にも関わらず、1か月半で売り切ってしまいました。その影響で初めて顔料墨流し紙バンドに触れて下さった方からの反響も頂く事が出来ました。
※🧸パピーベアの事はインスタグラムの「bandes_de_papier」でどうぞ♪
顔料墨流し紙バンドを作るのは手間が掛かります。という事は工程数が多い分、ロス率が上がるし値段にも影響します。つまりリスクが高いのです。でも同じような紙バンドばかりではつまらないと思う1%er さんは絶対にいらっしゃると信じ、兎屋が作るしかないと・・・・と言うか、実はこれ!楽しい仕事です♪
顔料墨流し紙バンド作りは面倒だけどお客さんがビックリしたり喜んで下さったり。紙バンドの仕事をしていて良かったなぁと思う瞬間です。
【顔料墨流し紙バンドの試作時代】